丹沢縦走 (東京トレッキングクラブ 飯田)

2020年3月26日(木)~27日(金)に女性8、男性1の9名で登ってきました。

326日(木)快晴。小田急新松田駅からジャンボタクシーを利用しようとすると案外難しい。普通タクシー乗り場のある方にはジャンボはいなく南口から乗る事になる。タクシー会社は多くないし、ジャンボは普段は小学生の通学用に利用されているので断られることもあります。今回は丁度9名なのでジャンボを利用した。新松田駅から西丹沢自然教室までのバス料金は1,200円位かかるのでジャンボとその差は少なくしかも時間は30分以上早くなる。つつじ新道登山口まで行き、歩き出す。ゴーラ沢出合まではミツマタが満開であった。出合を過ぎると勾配が急になり息が弾んでくる。所々にベンチがあり休むのに具合が良い。日帰りの登山者はほとんどこのコースを往復している。振り返ると富士山、南アルプス八ヶ岳等が白く見えていた。特に北岳の白さが目立つ。鹿の害を防ぐための金網と登山者が植生を踏むのを避けるために木道や階段が非常に多くなっていた。勾配がきつくなるにつれ我々の足も遅くなった。やっと檜洞丸山頂について休憩。1000mを超す登りは辛い。縦走路に入りアップダウンを繰り返す。臼ケ岳に着いた時にはかなり疲労がたまっていた。蛭が岳の登りはきつくやっと蛭が岳山荘に到着した。今夜は我々の他は6名のみ。80歳以上は無料です。夕食後早寝。

歩き出し(標高560m)8:55-ゴーラ沢出合9:40-展望台10:50-檜洞丸(1600m)13:10~30-金山谷乗越14:10-神ノ川乗越14:40-臼ケ岳15:25-蛭が岳山荘17:15

327日(金)曇。朝食を食べている時に日の出を見る。天気は下り坂なので降らないことを願うばかり。一日中強風が吹き荒れ、体感温度はかなり低いようだ。体制を低くしないと飛ばされそうだ。途中でハンマーをもって巡回している人にあった。こうして登山道の安全、補修をしているのだ。いくつかのピークを超え丹沢山について休憩。誰もいない。3月に入ってから降った雪があちらこちらに残っていた。ここからは三峰越えが始まるが宮ケ瀬湖迄11㎞と長い。西峰(太礼の頭)、中峰(円山木の頭)、東峰(本間の頭)を通過するが中々高度が下がらない。金冷やし(松小屋の頭)は強風に足元をすくわれないように慎重に通過。高畑山と御殿森の頭はピークをエスケープ。やっと宮ケ瀬湖の三叉路バス停について解散した。この日は強い風が一日中吹き荒れ、風で巻き上げられた落ち葉や砂が顔に当たってくるだけでなく枯れ枝も当たるという風に苦しめられた山行であった。通常なら丹沢山から三峰コースは快適な下山ルートだが今日は強風に苦しめられた。この二日間のコースでは今までなかった場所にも鎖がつき、かなり安全に気をくばっているなと感じた。丹沢は昨年の台風19号の影響が残っていて特に主脈の北側(道志側)は通れない所が多いからこれから行く人は良く調べてから出かけることをお勧めします。尚、檜洞丸から犬越路のコースは近年非常に荒れていて注意が必要です。ここを登りで使う場合(犬越路から檜洞丸)は良いが逆コースは避けてほうが良いと思う。

蛭が岳山荘歩き出し6:00-鬼ケ岩(1608m)6:40-不動の峰(1614m)7:05-丹沢山7:55-瀬戸沢の頭(1375m)8:35-西峰(1352m)8:55-中峰(1360m)9:25-東峰-(1345m)10:10-金冷やし11:40-三叉路バス停13:30