剱岳  (東京トレッキングクラブ 飯田)

2014年8月に東京トレッキングクラブの男性3名で早月尾根から剣岳に登ってきました。
8月19日新宿駅西口を出る夜行バスに乗った。
この富山行きは7,700円でしかも3列なのでゆったりしていて最高である。
今年の夏は西日本や北陸で大雨が続き被害が出ているし、山でも遭難が続出しているので心配だ。
8月20日(水)早朝富山駅に着き電車で上市に行き予約してあったタクシーで馬場島へ到着。
予定より1時間程早く7:25に歩き出した。天気が良く真青な空である。
このコースは静かな剣岳登山をしたい人にはこえられないほど良いコースです。
難しい所は無いが完全に体力勝負のコースです。小窓の頭が真正面に見える。
展望台を通過した後もつらい登りが続く。12時過ぎにとうとう雨となった。
急いで雨具をつけたが雨はすぐに止んでしまった。
ヘロヘロになって、やっと早月小屋に13時20分に着いた。
早月小屋は先代の名前の「伝蔵小屋」の看板がかかっている。
8月21日(木)曇。夜明け前に、小屋から富山の街明りが見えたが、
新潟方面は時々雷の光が走っていた。
5:25小屋を出発し、2,500m辺りから岩稜帯となりクサリ場を経由し剱岳山頂に達した(9:10)。
頂上には数人しかいない。源次郎尾根を登ってきた若い二人ずれ(男女)がいた。
展望もなく寒いだけなので写真を撮って早々に山頂を辞した。
カニの横ばいや多数のクサリ場を通って前剱に到着した。
このコースのクサリはいつ来てもピカピカで安心だ。
前剣でようやく雲が切れ、立山や針ノ木が見えてきた。
剱沢小屋13時20分、やはり早目の到着だ。
熱いシャワーで疲れをとり、剱岳の眺望を楽しみながらビールを飲んだ。
8月21日(金)快晴。小屋で写真を撮ったりして少しゆっくり出発。
計画では立山から黒部平まで行く事であったが疲れからは無理と判断した。
しかし最近にない好天なので真砂岳から内蔵助山荘を見物して、大走りを下りることになった。
内蔵助山荘は最近上映された松山ケンイチ主演の山岳映画“明日へ向って”のモデルになった小屋で、映画のロケーションそして小屋の造りやレイアウトもそのままであった。
快晴の山々を展望してから一気に大走りを下り雷鳥沢のテント場に着いた。
ここから室堂バスターミナルまでがとてもきつい。
バスターミナルのホテルレストランで高いカレーライスなどを食べトロリーバスやロープウエーを乗り継ぎ、信濃大町に14時30分到着。
直通特急あずさ15時05分に間に合った。つらかったが楽しい山行が出来た。
剱沢小屋5:45−内蔵助山荘8:10−雷鳥沢10:00−室堂バスターミナル11:20